2014年3月31日月曜日

『ワンチャンス』

だれかのブログでお勧めしていたので
見に行ってきました。

良かったです。

「~に賭ける」っていう言い方の、あれですね。
一発勝負ってこと?







有名なオーディション番組での出場をきっかけに
携帯電話の販売員から
200万枚売り上げた歌手になった
ポール・ポッツって人の話なんですけど
(その時の様子はyoutubeですぐ見れます)
サクセスストーリーというより
僕、こんなヘタレで
いつもいいこと無かったけど
こんなに頑張りましたって映画です。
嫌な話が出てこない、安心して観ることのできる映画でした。

ただ
自分の好みからいうと
全部ハッピーって言うより
前回観た『LIFE』の中で歌われていた
David Bowieの”Space Oddity”にあるような
Planet Earth is blue and
there’s nothing I can do
みたいな世界観が好きだなぁと思いました。





三溪園

先日お花見に行ってきました。
でもまだ5分咲きでした・・・残念。

今年は三溪園と言う、
お庭が有名な所に行きました。










明治初期、生糸で財を成した人が買った土地に
孫娘婿がせっせと
全国から古建築を集めてきて移築した建物がたくさんあるところです。

なんというか
どれも立派なのですが
建物への愛が感じられないというか
並べました感が強いというか
悪くは無いけど雑多な感じです。

誰かの一貫した強い美意識に基づいたと統一感が無いんですよねぇ。





まだ桜は見頃ではないにもかかわらず
大勢に人で賑わっていました。
思わず500円の入場料と
茶屋で訪れた人が飲み食いするだろうと思われる金額を
計算してしまいました。
それだけあれば
建物を少しずつでもいいので
修繕していけばいいのに・・・と感じだ次第です。





2014年3月24日月曜日

泉岳寺



皆が大好きな忠臣蔵の赤穂浪士が葬られているところです。


















泉岳寺って
徳川家康が建てたお寺なんですよね。
実際にはいくつかの大名がお金を出し合って作らされていて
そのひとつが浅野家だったってことで
江戸の菩提寺が泉岳寺になっていて
だからそこへ吉良上野介の首を持って行ったんですね。







ここまでは
まぁ納得のいく話ですが
当日はよく知られているように雪の日で
この泉岳寺に行くまでには
本所の吉良邸からは3時間もかかっていて
すごく警備が厳重な関所を通らなくてはいけません。
なんでつかまらなかったのでしょうか?
しかも徳川家のお寺に易々入れて
お墓まで作られている。
なんでなんでしょうねぇ?



行ってみると良くわかりますが
なんというか
ここ、
お寺って言うより
ザ観光地。
車で境内の中まで乗り入れ可です。
へーっ。

今は違うけど
江戸時代は東海道に直接面していたらしい。
当時から旅人がわらわら来てたらしい。

主君の仇を取ったとはいえ、
テロリストですよね。
なんでこんな厚遇を受けられるのでしょうか?





なんででしょう?

その謎解きが
『日本史の謎は「地形」で解ける』(竹村公太郎著)に書かれていて面白い。

やっぱり「行ってみないとわからない」の第3弾でした。



2014年3月23日日曜日

『LIFE』

『トロッピック・サンダー』のベン・スティラーの映画だということで
絶対ALL真面目ってことはないだろうと
期待満々で行きました。









結果
意外にちゃんとしていて「あらっ!」って感じでしたが
それは決してがっかりではなくて
むしろとっても良かったです。
もちろんそこここに笑える場面が盛り込まれているのですが
全体を通して前向きな気持ちになれる、気持ちいい仕上がりでした。

「最近も(まだ)空想しているのか」と聞かれて
「減っている」と答えると
「それは良かった」と言われる。
空想ばかりしていた主人公が
だんだんリアルに心が動かされる場所や場面に出会うようになっている。

はるばるグリーンランドやアイスランドに出かけて探してたフィルムを見つけても
結局解雇され、
お母さんが大事にしてたピアノも売らなくちゃいけなくなるけど
でも憧れてた彼女と手をつなぐことが出来て
なんかいい感じ。

なんといっても
縁の下の力持ちの仕事を見てくれている人がいて
それをリスペクトしてくれてる人がいて
ああ、人生悪くないって思う映画でした。



2014年3月16日日曜日

『鑑定士と顔のない依頼人』

なんですかねぇ、
後味悪い映画でした・・・









つまらない映画もそれなりに
つまらないことを突っ込めるのですが
これは・・・・
老い先短い年寄りを突き落すような、
手の込んだオレオレ詐欺みたいです。
予告編を見た印象とかけ離れた落ちが
「それはないだろ・・・(ハァ???)」って感じです。

美術に造詣の深い人にはおもしろいのでしょうか・・・・?

年寄りをいじめてはいけません、って思いました。




半蔵門は本当に裏門だったのか?

『日本史の謎は「地形」で解ける』(竹村公太郎著)が
おもしろいです。

この本を読んで半蔵門へ行ってみました。


半蔵門へ行くには新宿通り(甲州街道)を通って行くと
まっすぐ突き当りにあります。
尾根道にだという指摘通り、
うん、うん上ってる。
他よりも高いところにある。

そして
確かに皇居に通じる唯一の
橋ではなくて
土手です。
ほぉ。

確かにこっちが正門かもしれませんね。

実際にその場所に行かないとわからないことってありますよね。
正にこの半蔵門もそうでした。
おもしろいっ。


この周辺は警察関係の建物がいっぱい。
(「ホテルグランドアーク半蔵門」って警察の外郭団体が経営しているんだそうです。
へーっ)
昔厳重にこの辺りを警護していたことが引き継がれているんですね。

とてもお天気が良かったので
千鳥ヶ淵沿いにぶらぶら歩きました。
知ってました?
千鳥ヶ淵と言えば桜、ですが
桜の木は天皇がお住まいがある場所には植えてないんですよねぇ。
あるのは武道館とかがある側だけ。
へーっ。

途中、「千鳥ケ淵戦没者墓苑」というところに立ち寄りました。
ここは第2次世界大戦で海外で亡くなった、
軍人軍属ばかりでなく、民間の
引き取り手のない方々を安置してあるところだそうです。
亡くなった方たちの人数(約240万人(軍人軍属・約210万人、一般邦人・約30万人))見て気分悪くなりました。
3年前の震災で亡くなった方の人数の比ではありません。
戦争ということの現実を垣間見た気がしました。



2014年3月9日日曜日

三笠記念館

おおっ、
「天気晴朗ナレドモ波高シ」って
ここから打電されたのかぁ・・・










思いの外
小さいと思いました。

『坂の上の雲』で
方向を変えるのにすごく時間がかかって
危なかったって記述を読んでいたので
そんなにでかいのかぁと思った記憶があったので
空母くらい(って見たことないですけど)の
大きさを想像してました。

悲しかったのは
海に浮かんでいるわけではなかったことです。
埋まっている・・・
下甲板は公開されていなくて
喫水線より下はあまり丈夫に作っていないため
かなり傷んでいるそうです。








とは言え
実物を見るのは大切ですね。

蒸気で動いていた当時はどんな音をしていたのかとか
800人という人がこの中にいたんだとか
その人達の食べ物や飲み水はどこにあったんだろうとか
なんといっても
船橋には東郷平八郎の立ち位置が記されていて
おーっ、ここに立って指揮してたのかぁと
なんかけっこう感動してしまいました。

あと
横須賀駅の前に停泊していたイージス艦(?)
かっこいいっ!
戦争なんか大っ嫌いですが
なんでしょう、
こういうのは萌えるんですね・・・
ふむ。




2014年3月2日日曜日

『ネブラスカ』

家族がいたく気にってました。

男子の車に対する意識がとてもリアルなんだそうです。
劇中に会話の中に
「何CCの車に乗ってるんだい?」
「う~ん・・・、でもスバルだよ」
「・・・ (無表情)」
排気量で人間の階級が決まるんだそうです。
ほぅ。

なんというか、
アメリカつったって
すごい広くていろんな人がいて
日本もそうかもしれないけど
テレビの前で魂抜かれて
テレビに見入られている人がたくさんいるんだろうなぁって思いました。



それにしても
宝くじが当たってないってわかってても
トラック欲しくて、欲しくて
ネブラスカに賞金を取りに行くと言ってきかないお父さん、
ずーっと、ずーっと小言や悪口ばかりいってる、
でもちょっと気のいいお母さん、
少しでもたかろうとするけど、
そんなには押しの強くない親戚のおばさん、
昔の借りをカタに恫喝するかつての父親の友人、

もー、どの人どの人も現実にいそうで、リアルで、
ドキュメンタリーかと思っちゃいそうでした。

ところで
ロードムービーって日本では成立しないジャンルの映画なんですかねぇ。
あ、でも
『幸せにの色いハンカチ』ってそうなのかな???





『エージェント:ライアン』

『レッド・オクトーバーを追え』、
『パトリオット・ゲーム』、
『今そこにある危機』
トム・クランシーの小説面白かったなぁ。

この原題から
「Patriot」とか
「Present」って単語をリアルに覚えたって記憶があります。

そして
この映画。
特にどれという原作はないんですね。

う~ん・・・
まぁまぁ面白かったかなぁ。





いつものように
どーでもいいんだけど
久しぶりに見たケビン・コスナーが
ヨタヨタと走っているのに
時の流れを感じてしまいました(笑)