2016年9月24日土曜日

『永田町・紀尾井町 明治大正凸凹地図散歩』

朝カルから来た広告メール見てて
おっ!と
速攻申し込んでしまいました。

https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/d73ee715-fa66-4db5-1153-5715ea43e0fa

雨でしたが
もー
めちゃめちゃ楽しかったです。

大久保利通が通った自宅から赤坂御用地まで
歩きました。
自分では絶対行かない色んな場所を歩いてもう大興奮!

小ネタも大量GET!

いやぁ、楽しかった!

その1
武蔵野台地の先端には寺社がある。
寛永寺、湯島天神、増上寺、本門寺・・・
へーっ。

皇居(江戸城)と永田町がある。













その2
凹凸地図を見ると発見がたくさん!
高台には偉い人が住む。

虎ノ門の文部科学省から
坂を上って首相官邸まで行きました。
旧鍋島邸なんだそうです。

行ってみて初めて分かったのですが
あそこってあの辺りのてっぺんなんですね。
その向かい側は内閣府(旧有栖川邸)

永田町は物理的にも頂点にあるんです。
へー。





その3
江戸時代
外堀で庶民の町と分断されてて
当然低い土地にあり
そことつないでいるのは日枝神社に参拝するための橋だけ。
すごい急こう配です。
今そこには上りのエスカレータ!がある。
わぁ。

その4
日比谷高校の前を歩いたのですが
なぜ日比谷高校はは日比谷にないのに
日比谷高校というのか?
何度か移転を繰り返しているのですが
今の場所に移ってきた時は
まだ「都立第1新制高等学校」だったそうです。
でも明治から昭和にかけて日比谷にあったことにちなんで
名前を改称したんだって。

その5
四ツ谷駅の近くを都電が走ってた!
その線路跡が今のあります。

その6
丸の内線四ツ谷駅は地下鉄なのに外にありますよね。
かつての外堀のところで出るんですけど
もしここが外堀として掘られてなければ
工費が大幅にかかるとされて
別のルートを走っていたかもしれないとか。







鎌倉 - 長谷寺と鎌倉大仏 -

そうだ!鎌倉へ行こう!と
思い立ち行ってきました。

雨だから観光地も空いてるかなと。
日本人は少なかったけど
外人は多かったかな。

目的は江ノ電に乗ろう!

電車を降りて入ったカフェ
OKASHI 0467
http://kamakura0467.com/okashi0467/
ここのお菓子めっちゃうまいっす。
超薄いキャラメル味のサブレ?は
ちょっとお高かったけど
美味しくて止まりませんでした。


次に行ったのが
長谷寺です。

アジサイで有名でお花のお寺として有名ですが
ちょっとお花は少なかったかな。
← でも苔むした境内は素敵でした。

なんというか
俗っぽいんだけど
嫌な感じのない、
好感触なお寺でした。

散策路のてっぺんから見た景色です。
鎌倉が一望出来ます。











んでもって
おっ、近いんだ、ってことで
初!鎌倉大仏

でかかったです。

今では雨ざらしの大仏様ですが
かつてはちゃんと大仏殿の中にいらっしゃった。
でも津波で流されてこんなことに。

大仏殿が流されるくらいの津波が
ここまで来たってことは
さっきみたあの鎌倉の町は全滅じゃん・・・

みなさん、大切な建物は全て高い所にあるんですよ。
だめだった所は今は残ってません・・・
災害は1000年の単位で考えましょう!

2016年9月18日日曜日

『加曽利貝塚』

千葉市にあります。

すっごい広い!
東京ドーム3個分だって!

約5,000年前の縄文中期~約3,000年前の
直径130mでドーナツ形をした北貝塚と、
長径170mで馬のひづめの形をした南貝塚が連結した
8字形をした巨大な貝塚です。

周囲の公園が
落葉広葉樹の森になってて
今は栗やドングリがいっぱい落ちてた。






博物館では
学芸員のお兄さんに声を掛けて頂き
直接解説して頂く幸運に!

イボキサゴって知ってますか?
ちっちゃい巻貝なんだけど
ここの貝塚の8割を占めている貝です。
貝塚というと2枚貝が積み重なっているイメージですが
これが違うんです。
見ると「これを食べるにはちょっと・・・」って大きさです。
どうやらこれは「出汁」に使っていたのではと考えられているそうです。
へー!
グルメだなぁ。
さっき見た木の実をゆでて出汁入りのスープで食べてたのかも。

貝塚層の断面が展示されているのですが
とにかくすっごい量の貝が積み重なっています。
狩猟採集の生活をしているのに
何千年も定住していたからなのですが
いやぁ、食べに食べたんですねぇ。
武器は全然出てきてなくて
平和だったこともわかります。
自然が豊か(=気候が温暖)だと言うことは
素晴らしいってことが本当によくわかります。

今回は学芸員さんから聞いた小ネタです!

その1
狩りの仕方

弓を構えて射貫くなんてことは有り得ないらしい。
構えている間に気配で逃げられちゃう。
どうしてたかっていうと
獣道に落とし穴を仕掛けておいて
そこへ弓で射掛けて追い込んで行くんだって。
そしてその落とし穴の中はどうなっていたか?
先を削った鋭い杭が敷き詰めてあるイメージがありますが
そんなことしちゃうと獲物が死んじゃって
肉が傷んじゃう。
蹴って逃げ出さないようにするだけで
とがってはいなかったんじゃないかと。

へーっ。

その2
竪穴式住居は地面からいきなり屋根があったか?

竪穴式住居にはかならず煮炊きをする場所があったらしい。
ってことは煙を出さなくちゃいけなくて
屋根のてっぺんからだけじゃぜんぜん抜けなくて
おそらく地面から少し空気を通す面があったんじゃないかと。

この話を教えてくれた学芸員さん、
なんでも自分で検証してみるらしくて
竪穴式住居で煮炊きすると煙が充満して
自分が燻製になっちゃうって。

その3
丸木舟の使い方

博物館には丸木船が展示されているんだけど
これでホントに漕いで行けるのかしらん?というものです。
底に引きずった跡があるものがあって
どうも
物を運ぶのにも使っていたのではないかって。

← こんな感じ?

へー。

その4
貝殻の使い方

魚のうろこを落とすのに使います。
学芸員さんが実際使ってみたら
うろこがくぼみにたまって飛び散らず
すっごく便利なんだそうです。

知り合いの学芸員さんは
子供が小さい時からうろこを取るときに使わせて
10年間つかったらどうなるのかを実証しているそうです。

そのお子さんに10年間使った感想を聞いてい見たい(笑)

いやぁ、
今回はすっごい楽しかったし、
ためになりました。

ってことで
今日も頭の中にガラクタを詰め込んだ一日でした。