ジョディ・フォスターが映画監督で、
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが共演という
めちゃめちゃゴージャスな映画です。
出演者がゴージャスだと
作品はしょぼいってのが定番なのですが
(多分出演料で予算が吹っ飛ぶから?)
これは違います。
ま、そもそもジョディは監督だし。
とっても良く出来てました。
エンターテイメントとしても
ドキドキハラハラでしたし
底流に流れている問題意識も
ストレートだったし。
「だって悪いことじゃん」
でも
「違法じゃないもん、みんなやってることだしぃ~」
って居直られたらどうします?
彼女からも
「ばっかじゃない」ってののしられて
それでも
「悪いこと」だって伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?
「そんなのおかしい」って思うのに
頭のいい人に言いくるめられて
ぐうの音もでない。
でもくやしい。
イギリスのEU離脱も
アメリカのトランプ人気も
同じ根っこのような気がします。
そして
この映画はそれを伝えようとしている気がしました。