2016年7月3日日曜日

『マネ―モンスター』

ジョディ・フォスターが映画監督で、
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが共演という
めちゃめちゃゴージャスな映画です。

出演者がゴージャスだと
作品はしょぼいってのが定番なのですが
(多分出演料で予算が吹っ飛ぶから?)
これは違います。

ま、そもそもジョディは監督だし。

とっても良く出来てました。
エンターテイメントとしても
ドキドキハラハラでしたし
底流に流れている問題意識も
ストレートだったし。



「だって悪いことじゃん」

でも
「違法じゃないもん、みんなやってることだしぃ~」
って居直られたらどうします?
彼女からも
「ばっかじゃない」ってののしられて
それでも
「悪いこと」だって伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?

「そんなのおかしい」って思うのに
頭のいい人に言いくるめられて
ぐうの音もでない。
でもくやしい。

イギリスのEU離脱も
アメリカのトランプ人気も
同じ根っこのような気がします。

そして
この映画はそれを伝えようとしている気がしました。