2015年1月25日日曜日

『みちのくの仏像』展



またまた日曜美術館を見て行こうと決めた美術展です。

良かったですぅ。

京都で見る仏様とはまた違った風情です。
質実な感じというのでしょうか、
権力の証のような絢爛さはないですが
身近な優しさを感じました。






3.11の震災の時には
仏像も被害を受け、
隣の立像が倒れ掛かって手が折れてしまったものも。
でも修復技術ってすごいんですね、
今は全くわからないです。
ほー。

牡鹿半島の給分浜の高台にあるこの菩薩像の元に
たくさんの漁師さんのご家族が避難していたそうです。
穏やかな笑みとご一緒できっと心強かったでしょうね。

すぐそばにいて支えてくれる、身近な仏様でした。















ところで
今回、東京国立博物館へは
上野からではなく鶯谷から行きました。
ごった返している上野駅を避けて
鶯谷駅から行くと随分ゆったりと行くことが出来ました。
ただ
鶯谷というのは名前は美しいのですが
寛永寺側と
その反対側とは
なんというか別世界で
坂の下側はザ・昭和というか、
戦後すぐって感じです。
この界隈全体が博物館みたい、でした。
今どんどんどのJR駅周辺がアトレが出来て
画一的になってしまっている中
貴重な存在感を残してました。