大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなった
上田市にあるお城です。
敷地はかなり広くって天守閣があったら
(金箔瓦が出土しているのがその根拠だそうです)
さぞ立派だったでしょう、というお城です。
そう、立派なんです。
でも
ここ上田って戦国時代にそんなお金持ちだったのかしらん?という疑問が。
ボランティアガイドさんが教えてくれました。
30分のツアーに参加したので
ばっちりわかりました!
な、なんと建築費は徳川家康が出したんだそうです。
当時、上杉とにらみ合っていた最前線だったここに
前線基地として作ったんです。
作ったのは幸村のお父さん、昌幸さんです。
でも、引き渡ししろって言われたのに
「いやです」って断りました。
すごいですねー。
お金だけ出させて居座ったんですね。
草刈正雄の顔が浮かびます(笑)
ぐるっと回って感じたのは
まさに戦うための基地だったんだってこと。
普通、城周りのお堀って、鯉とか泳いでそうな綺麗ですよね。
でもここは違う。
水はあくまでも渡って来れないようにするためだけの高さしか張ってなく
とにかく深い!です。
これ降りて登ってくるの、無理です。
千曲川を天然の堀にしたり、
門や櫓もひたすら機能的です。
権威を示すものでしゃなく
実戦舞台だったんだってことがよくわかります。
関ヶ原の戦いで西軍についた真田家が追い出された後は
全て徳川秀忠によって壊されたそうです。
ま、そりゃそうでしょ(笑)
天守閣は再建されることもなく
江戸時代再建された櫓さえ明治になって売り払われるという
真田家同様の悲しい運命をたどったみたいです。
今お城の門の左右にある櫓は
上田駅前にある飴屋さんが中心になって買い戻したものだそうです。
へーっ。