2015年12月27日日曜日

『ヴィヴィアンマイヤーを探して』

 彼女が撮った作品はすごいです。
なんだかすごい。
途中から出てきた人は必ず「~の模倣だ」と言われるけど
彼女は「プライマリー」だって。
ほんと、そう。

写真は詳しくないけど
彼女の写真は特別な力があるように思います。

しかし
現実生活の乳母としての彼女の人生は
かなり過酷です。
やばい人です。

インタビューされている人の一人が
里子をもらうことを検討しているとき
ヴィヴィアンが「だったら私をもらって」と言ったとのこと。
可愛い子供は受け入れられやすいけど
ひねくれた大人はもらってもらえないんです。
辛いですね。

血を流して倒れている馬や
処分される直前の豚を見て
その中に自分を見たのでしょうか・・・

遠い外国からやってきて
ひとりぼっちで
ほとんどだれからも顧みられることのない人生って・・・

なんだか考えこまさせられました。